大学の化学の教科書ってたくさんあるけど、結局どれ使えばいいの??
大学に指定された教科書と他の教科書なにが違うの?どれがいいの?
そんな疑問をこのページで解決していきましょう。
有機化学の教科書で一番有名なのはこれ!
ボルハルト・ショアー現代有機化学(化学同人)
ボルハルト・ショアー現代有機化学は、マクマリー有機化学と並んで大学で最も使われることの多い教科書です。
サイズはB5判で持ち運びには苦労しますが、中はカラーで図が多く見やすい構成になっています。
内容は大学の学部で学習するものはきちんと収録されています。大学院に進学してさらに学びたいと言う人にはまだ不十分かもしれません。
日本に翻訳されたバージョンは、上・下巻と分かれていますが、英語版の原著は一冊に収まっているので、もし利便性を重視するのならば、
英語版を購入するのもいいかもしれません。
マクマリー有機化学(東京化学同人)
マクマリー有機化学もボルトハルト・ショアー現代有機化学と並んで有名な有機化学の教科書です。
2020年現在で第9版まで増刷されるほどの人気の教科書で、最もスタンダードで安心できる教科書です。
ボルハルト・ショアー現代有機化学がB5版であり、持ち運びに不便なのに対してマクマリー有機化学はA5版となっており、比較的持ち運びは楽です。
しかし、上・中・下と三冊に分かれているために有機化学を網羅するためにはすべてを購入しなければなりません。
ボルハルト・ショアーと比べて初学者向けに基礎から解説していると言われています。
独学にも最適な教科書ともいえるでしょう。
どっちがいい?ボルハルト・ショアーとマクマリー
それでは、ボルハルト・ショアー有機化学とマクマリー有機化学どちらがいいかを比較してみましょう。
ボルハルト・ショアー現代有機化学 | マクマリー有機化学 | |
内容 | 中級者〜上級者 | 初学者〜上級者 |
持ち運びやすさ | ×(B5) | ○(A5) |
冊数 | △(2冊) | ×(3冊) |
独学 | △ | ○ |
見やすさ・図 | ◎ | ◎ |
上記でも解説したとおり、中身の充実さと見やすさはどちらも優れておりどちらを選んでもよいでしょう。
ただ、持ち運びやすさの面から、カフェや図書館など移動して勉強するという方にはボルハルト・ショアーはおすすめできません。
マクマリー有機化学は、初学者向きでもあるため、独学をするならマクマリー有機化学がおすすめです。