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沈殿滴定の種類
沈殿滴定では、酸塩基の滴定や酸化還元滴定のように指示薬が用いられることが一般的です。
そのほかにはイオン濃度の変化による電位差の変化を観測したり、沈殿が生成した後の濁りを測定したり、散乱する光を測定する方法もあります。
指示薬を用いた銀イオンを用いて沈殿滴定には指示薬に応じて次のような名称がつかわれることもあります。
モール滴定
クロム酸カリウムを指示薬とする銀滴定
終点では赤色のクロム酸銀が現れます。
フォルハルト滴定
ハロゲン化物イオンに銀イオンを加え、過剰となった銀イオンをチオシアン酸イオンで逆滴定する方法
終点では赤色のチオシアン酸鉄イオン生成が確認できます。
ファヤンス滴定
ジクロロフルオレセインなどの吸着指示薬を用いる銀滴定であり、銀イオンにより帯電した沈殿に指示薬が吸着して着色する滴定の仕方である。
参考
https://www.ps.toyaku.ac.jp/~yanagida/bunsekiPDFs/8th1117.pdf