量子化学ってどんな参考書使えばいいの?単位が取れる参考書【講義系】

基礎から量子化学を学ぶ講義系の参考書

大学に入ってから、化学がわからなくなった…どんな参考書使えばいいか、何を勉強すればいいかわからなくなった…そんなあなたに参考書の情報をおとどけします。

今回は量子化学の《講義系》の参考書です、教科書にしてもよし。教科書の助けにしてもよし。

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量子化学―基礎からのアプローチ 真船 文隆

メリット

レイアウトが綺麗で、図が多く難しい数式も使われていないため、初学者向けです。

高校数学と高校物理でわかるような構成になっているので、大学に入ったばかりの一回生・一年生でも無理なく量子化学を勉強することができるようになっています。

デメリット

難しい数式を除いたため、調和振動子、摂動法、変分法などの難しい概念を省いて書いています。さらに上のレベルを学びたい方は、別の参考書が必要になります。

量子化学―基本の考え方16章 中田 宗隆

量子化学の参考書としては薄く、内容も平易なレベルになっています。初学者向けで、量子化学を表面的に学びたい人や、量子化学の単位をどうしてもとりたいという大学生向けになっています。シュレディンガー方程式のことが簡単に説明されていますので、量子化学の最初でつまづいたという方には一度読むことをおすすめします。

メリット

薄く、勉強しやすい。ポイントが綺麗にまとめられており、数式も適宜省略されているので全体像をつかみやすい。短期で量子化学の単位をとろうとするならおすすめ。

デメリット 

その薄さから、じっくり学んで行こうとする人には、不十分で物足りないかもしれません。

他の参考書までのつなぎとしてや、教科書の副教材としては十分な働きをみせるでしょう。

単位が取れる量子化学ノート 福間 智人 

有名な単位が取れるシリーズの量子化学版。すっきりとしたレイアウトとコンパクトなサイズ感で勉強のモチベーションを高めてくれます。

メリット 

内容が平易で、初学者向け。コンパクトにまとめられているため、ひとめで流れがわかりやすい。

シリーズものなのである程度の信頼感があり、他の「単位が取れる」シリーズを使っていた人にとっては「単位が取れる量子化学ノート」もとっつきやすいのではないでしょうか?

デメリット

内容が平易な分、必要な情報が足りていない部分があります。

どこからともなく難しい式がでてきたり、触れられてない事項が飛び出したりして来て、読者に配慮がかけているという意見もあります。

「単位が取れる」を売りにしているため、大学の単位をとることが目的でない人にとっては、少々物足りないかもしれないです。

詳解 量子化学の基礎 

分厚い見た目ながらもわかりやすい解説と見た目。基礎から応用まで学びたい人におすすめ量子化学の参考書。計算過程も詳しく書かれており、おすすめの一冊。

メリット

計算過程がとにかく詳しく、他の参考書では書かれていないほどの計算を書いてくれています。

デメリット

その計算過程に対して、解説の部分は少なく、わかりづらい部分もでてきます。他の参考書を参考にしながら使うのもおすすめです。

 
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